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伝統的家屋について

現代では、住宅・住居などという名称が一般的になっていますが昔は、このような名称ではありませんでした。
昔は、今の私達のような一般市民が暮らす住まいのことを「民家」と言います。
この民家という名称の由来としては、庶民の暮らす家だから民家と呼ばれるようになったと言われています。
また、民屋と呼ばれることもあります。
この民家という言葉は、当時の上層階級の住まいであった王宮などの言葉の対比として用いられています。
建築史や民俗学などでは、伝統的な様式で造られた農家や漁家などや中級や下級武士が住む侍屋敷なども民家に含まれます。
また、年代の古い民家のことを「古民家」と呼びます。
また、民家には建設された当時の生活状況が反映されていて、農業や商業などの生業や伝統行事などと結びついた要素が数多く見られるのが特徴です。
また、民家には、地域差というのもあり、それぞれの地方ごとに違う特色が表れます。
現代の住宅・住居よりもより、生活に密着したものが民家であり、現在まで残っている民家は、その時々の必要に応じた増改築を行うのが一般的であると言われています。
つまり、現代まで残った民家は、時代の移り変わりに対応するために時代にあった進化を遂げているということだと思います。
また、この民家の一種に「町家」と呼ばれるものがあります。
この町家というのは、一般的に間口が狭く、奥行きがあり、裏まで通り抜けられる通路が設けられている場合が多いと言われています。
この間口が狭いというのは、この当時は間口の大きさに応じて税金がかけられていた名残であると言われていて、道路に面して短冊形に敷地を取る形状の町家が多いと言われています。
また、この町家の最大の特徴と言われているのが道路に面した表側が店であることが多いという点です。
そして、その裏側に住まいや蔵などを設けるのが一般的であったと言われています。
この町家の中で最も有名なのが「京町家」と呼ばれる町家です。
これは、その名の通り京都にある職住一体型の住居のことを言います。
また、建築様式としては「町家造り」と呼ばれています。
また、「京町屋」と呼ばれる場合もあり、一般的には店舗を表す場合には京町屋で、住居を表す場合は京町家と表記されることが多いようです。
このように、昔から私達のような庶民が住む家のことを民家と言い、店舗と住まいが一緒になっている住居のことを町家と言います。
この町家のような店舗一体型の住居は現在でも多く残っているものであるため、民家に比べると比較的多く残っていて、現在でも同形式のものが多く存在しています。
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